各地に残るライオンの伝説

各地に残るライオンの伝説--------------------------------------------------------------------------------

  エジプトのスフィンクスはもとはニンギシュジッダの顔を模して作られたが、それは世界中へと広がった。古代インドで、仏の両脇に守護獣としてライオンの像を置いたのが狛犬(こまいぬ)の起源とされ、沖縄のシーサーの源流もラ イオンである。ギリシア神話には人々を襲う怪物としてネメアの獅子が存在する。またスリランカの民族、シンハラ人は自らを「獅子の子孫」と呼称し、ライオンを「自分達を象徴するもの」としている。スリランカに残る古い言い伝えでは、最初のシンハラの王ヴィジャヤは、ライオンを父親に持つシンハバーフ王の子だという。中世の王家でもライオンはハインリヒ獅子公や獅子心王の呼び名に代表されるように、勇猛さの象徴であった。中世期以降、さまざまな形態で紋章にライオンが描かれ続け、現在においても様々な国旗、国章、紋章などに使用されている。