世界に散った神官達

世界に散った神官達----------------------------------------------------------------------------------------

 アトランティス文明などの最期が近づいた時、「聖なる道」を歩んでいたアヌンナキの賢者たちは、シュメールや植民地の図書館から古代の知恵が記録された巻物を集めた。彼らは、世界中のさまざまな場所に分散して移り住むことで、古来の科学的、霊的知識を安全に保管し続け、またその知識を少数の進歩した生徒に教えるために、それぞれの場所で修院を設立することになった。
 しかしそれらの修院、つまり学校の存在は、何千年もの間、人類の一般の人々には秘密にしておくことが義務付けられていた。それらの学校が、今なおミステリー・スクールと呼ばれている所以(ゆえん)である。

 ノアの箱船にいた神官兼守護者は半地球人、半宇宙人で、ニンギシュジッダによって訓練されていた。彼らは人類と宇宙を忘れないための役割を担っていた。彼ら神官には、「カバラ」と呼ばれる自然哲学の知識を託した。カバラは自然に属するもろもろの対象を取り扱い、その法則性を明らかにした自然科学が体系化されたものであり、それが後に様々な哲学や宗教、日本では陰陽道などとして様々に解釈されていく。日本にはこれらの知識を受け継いだ集団が、744年に八咫烏という名で結成される。
 カバラでは世界の創造を、神エイン・ソフからの10段階にわたる聖性の流出の過程と考え、その聖性の最終的な形がこの物質世界であると解釈している。この過程は10個の「球」と22本の「小径」から構成される生命の樹(セフィロト)と呼ばれる象徴図で示され、その部分部分に神の属性が反映されている。したがってカバラは一神教でありながら、多神教や汎神論(はんしんろん)に近い世界観を持つ。別の解釈ではこの世界を一冊の書物とみなす。すべてが書き込まれているこの書を解読することは、この世界のすべてを理解することであるとされている。また生命の樹とはエデンの中央に生えている木の事で、命の木とも訳され、生命の樹の実を食べると、神に等しき永遠の命を得るとされる。

 多くの神官はとても長生きだった。神官に神道の神主、巫女(みこ)、陰陽師、沖縄のノロや琉球王国の王、マヤ文明のパカル王などの神官、マヤ文明の末裔でアメリカ・インディアンの部族の一つのホピ族などが存在する。「ホピ」とは彼らの言葉で「平和の民」という意味である。また現在、マヤ民族の血を引く神官ア・クタは、聖なるシンボルのピラミッドに万物を見渡す目の装飾品を、先祖代々受け継いでいる。
 しかし、やがて時とともに神官達も、宇宙との繋がりを忘れていくことになる。その結果、人間はさらに宇宙と離れていく。神官は世界中にいて、子供を作っていた。後の世界中の王族や神官の家系の系譜は、この時の神官や守護者の系譜から来ている。
 そのあと何百年も過ぎ去り、人類と宇宙人の物語は神話へと変化していく。それはヒンドゥー教、シュメールの神話、ギリシャや日本の神話など、世界中の神話としてであり、それらの物語には多くの共通点がある。これらの内容は、実際に起きた出来事を元にしている。しかし、時間とともに彼らの知識は歪んでいき、内容は一部操作され、本来の出来事とは異なっていることも多くなっていく。やがてそれが宗教となり、支配的なものとなった。そうすると地球人にとっての神の概念も混乱していった。そして今では地球人はどこから来たのかわからなくなり、偶像崇拝も強まり、どの宗教の神が正しいのかということのために戦争が起こっている。