ピラミッドについて

ピラミッドについて----------------------------------------------------------------------------------------

 ピラミッドに保存されている石版やピラミッド内部の壁に刻まれたピラミッドテキストでは、エジプトの王は昔から死ぬと、魂はオリオン座に向かうと記されている。

 ギザの三つのピラミッドの航空写真を見てみると、メンカウラー王のものとされている一番小さなピラミッドは、二つのピラミッドを結ぶ対角線上から少しずれている。しかしオリオン座の3つ星の写真とピラミッドの写真を重ね合わせてみると、ちょうど重なる。更に、少し暗い星ミンタカがメンカウラー王のピラミッドに重なり、その大きさやズレがうまく説明できる。

 また王の間と女王の間に、二本ずつある細長い通気孔は、南の空のオリオンとシリウスがそれぞれ南中した高度を示している。王の間の北面の通気孔は、建設当時の北極星であった龍座のアルファに向かっている。同じく南面の傾斜角45度の通気孔と女王の間の南面の傾斜角39度30分の通気孔は、当時のオリオン座のアルニタクとシリウスの南中時の高度に一致している。

 またクフ王のものとされている大ピラミッドの正確な計測値では、数学的に非常に正確である。例えばピラミッドの基底部の平面と各側面との角度はぴったり51度51分14秒。高さは、建設当時の頂上部は失われているため、幾何学的に計算された数字だが、高さに対する基底部周囲の比はちょうど2π(パイ:円周率)、すなわち基底部周囲に対する高さの比は円周に対する半径の比になる。さらに地球から太陽までの平均距離は約1億4950万キロメートルだが、大ピラミッドの高さは147.8メートル、つまり太陽までの距離のほぼ10億分の1ということになる。誤差は1パーセントしかない。
 ピラミッド建設に用いられた単位は「ピラミッド•キュービット」と呼ばれるもので、1ピラミッド•キュービットは635.66ミリメートルに当たる。地球の半径(地球の中心から極点まで)は6357キロメートルで、これはぴったり1000万キュービットである。ピラミッドの基底部の一辺の長さは365.25キュービットだが、この数字は太陽年の一年の日数とぴたりと一致する。
 また大ピラミッドの基底部には僅かな凸凹があり、計測によってそれぞれキュービットで365.256と365.259という数字が得られる。これらは恒星年(地球が太陽の回りを一回りするのにかかる時間)の一年の日数と、近点年(楕円軌道上で地球が元の点まで戻ってくるのにかかる時間)の一年の日数に相当する。他の部分の計測値からは楕円軌道の離心率、地球から太陽までの平均距離、地球の歳差運動の時間(約2万5000年)などが得られる。地球という惑星を象徴的に建築物で表すのに、ギザの大ピラミッド以上のものはない。
 また、ギザの大ピラミッドは非常に硬い地盤の上に建てられており、激しい地震に耐えられるものである。