エリドゥの街並み

エリドゥの街並み-------------------------------------------------------------------------------------------

 この頃、大洪水の後やってきたツラン民族が中東にも定住しており、都市が存在した。トルコのチャタル・ヒュユク、パレスチナのエリコのテル・エッ・スルタンの遺丘、メソポタミアのエリドゥなどであり、エンリル派の管轄下であった。


 エリドゥはシュメール文明の中でも、最古の遺跡である。当時、街では何百人もの人が行きかっていた。そこには黄色人種に近い人々が多かったが、それ以外にも多種多様な人種の人々がいて、まるで国際都市を見るような光景であった。多くの人々は諸外国から来た人々である。ここが世界の中心でもあるかのような華やいだ雰囲気が漂い、神殿から離れた向こうの方ではさまざまな物品が売られていた。その向こうに見える町並みや近隣の公共の建物と思われるものを含め、まさにその光景は大規模に繁栄した世界的な都市の姿であった。遠方は豊かな緑に囲まれていた。美しい神殿の前には巨大な門があり、多くの人々がその神殿へ参拝しており、その光景はちょうど、参拝客でにぎわう日本の新年の神社にどこかしら似ていた。しかしその規模は桁違いで、世界中から集まって来たようなさまざまな人種の人々が、真摯(しんし)な姿で神殿に向かっていた。