教皇ゲラシウス1世

■495年頃

 イルミナティのカトリック教会では、イエス・キリストに従った使徒の一人のペトロを初代のローマ教皇とみなし、初期のローマ司教たちはペトロの後継者、ペトロの代理者を任じていたが、時代が下って教皇の権威が増すに従って、みずからをもって「イエス・キリストの代理者」と任ずるようになっていった。「キリストの代理者」という称号が初めて歴史上にあらわれるのは495年で、ローマの司教会議において教皇ゲラシウス1世を指して用いられたものがもっとも初期の例である。教皇はカトリック教会全体の首長という宗教的な地位のみならず、ローマ市内にある世界最小の独立国家バチカンの首長という国家元首たる地位をも担っていた。ただこのキリスト教は、326年頃の第1ニカイア公会議で、民衆を巧みに支配する為に創作されたものであり、現在まで続いている。