紀元前2350年頃 メソポタミアのシュメール

■紀元前2350年頃

 メソポタミアのシュメールでは小麦の生産量は40%減り、唯一大麦の生産量だけが安定的な推移をみせていた。彼らが築いた灌漑システムはシュメール文明を強力なものにしたが、破壊も招いてしまった。3000年間の灌漑水が蒸発してしまい、土地奥深くに埋もれていた塩が表面に浮き上がってきた。最終的には日光によって硬化した塩が白く土地を覆い、土は無菌状態になり、小麦は二度と育たなくなった。現代でも地元の人はこの問題に悩まされ、一部の地域では地面にひびが入っている。