ナイル三角洲の爬虫類神殿ケム

ナイル三角洲の爬虫類神殿ケム---------------------------------------------------------------------------

 紀元前1570年頃からのエジプト第18王朝に、「神々の血」を意味する「イコル」という名の司祭がいた。イコルは紀元前700年頃のソロモン神殿で働くイザヤという男性チャネラーの前世で、このエジプト第18王朝での「イコル」としての転生であった。紀元前700年にソロモン神殿のヘブライ人はエジプト打倒をもくろんでおり、アヌンナキに利用されたイザヤは、イコルという自分のエジプト人としての前世をチャネリングする役目を与えられた。このエジプトで秘密の徒党に属する生活は、イザヤにとって地獄の苦しみであった。

 イコルはナイル川に面した爬虫類の神殿コム・オンボで教育され、そのあとナイルの三角州のすぐ上流にある、爬虫類の占いの神殿ケムで星の占いを教わった。

 ケムは地下三層にわたる複合構造物で、第四層は地上にあり、ナイル三角州に裾野(すその)をひく砂漠の隆起のすぐ上に姿を見せるようになっていた。最下層はナイル川の乾期の水位に合わせられており、氾濫の季節には水とワニで満たされた。第一層の各部屋が水でいっぱいになると、ワニたちは酸素を求めて天井の穴から第二層に上がっていく。第二層にはトカゲの迷路のように水路がめぐらされ、休息所と魚と水草と蓮の花があった。古代エジプト人は、ワニたちが旅を始めた瀑布(ばくふ)付近の湿地の情景を描いたタイルまで壁に貼ったのであった。
 第二層にすべりこんだ大きなトカゲたちは、そこで憩い、遊び、共同体のさまざまな関係に同調して過ごした。地表の神殿のすぐ下にあたる第三層には、部屋がいくつも並んでいて、それぞれの床の中央に穴が開けられており、そこにはクリスタル(水晶)の目のような球形のクリスタル(水晶)レンズがかぶせてあった。部屋の壁は青ナイルを象徴するプタハの青、きらめくアクアブルーのタイル貼りである。占いの時期には、白ナイルから一頭の祖母なるカバを連れてきて花の綱で飾り、第三層に竹細工の家を作って住まわせた。
 地表の神殿ではイコルと、神殿専属の占星学者たちが、それぞれの氾濫期における、月の一周期のあいだに生まれたワニすべての出生天球図を作成した。ワニを調べることによって、その氾濫期が生物に及ぼすさまざまな力を理解し、地球の生物の状態がオリオンの図書館、つまり銀河連盟の図書館に伝わるようにしたのである。ケム神殿はこのように機能していた。 

 紀元前1570年頃から紀元前1293年頃のエジプト第18王朝の占星学者たちにとって、すべての意図はもっとも高い秩序に沿い、エネルギーを濫用するものはいなかった。エジプト人が数千年ものあいだ平和な民だったのは、いつも忙しく過ごす方法を知っていたからである。人類にとって最大の困難は、創造性が発揮できない不満であることを彼らは理解していた。

 その頃、ファラオの力が弱く、大飢饉が起きていた時期、ヒビル(ヘブライ人)がエジプトの地にやってきて長く寄留した。彼らはエジプト人がケム・オンボでオリオンの存在たちと交流していることを知り、非常に驚いた。オリオンは8次元の銀河連盟につながる導管であることを知っていたので、自分たちもその方法を学びたいと思った。オリオンの存在は宇宙の秩序を守る責任者にあたり、非常にパワフルであるがアクセスは困難といわれていた。しかもエジプトは力と豊かさと美と調和の土地だったので、その幸運の源は銀河連盟に違いないと、ヒビルは考えた。しかし本当はそうではなく、彼らは実現化がすばらしく上手だっただけなのである。
 エジプト人はいつも、ワニやカバたちとさえ遊んでいた。力は単なる力であり、よい目的にも、悪い目的にも使える。エジプト人はオリオンの協力を得る方法を見出し、そこから非常に高いレベルの実現化意識を発達させた。ヒビルは自分たちの欲しいものを手に入れるために、この能力を会得したいと思った。
 多次元性にアクセスするためには、「場所の力」にアクセスするために土の領域の協力を得なければならない。そして土の領域を活性化するためにはガイアの意図を受け取る必要があった。ワニたちがシリカ(二酸化珪素)の泥の中でごろごろしている神殿の最下層では、それが行なわれていた。
 ワニは血が冷たく、鉱物の領域に同調している。人間は血が温かく、植物と同調している。ワニは泥を愛し、人間はエデンの園を愛する。エジプト人は爬虫類のパワー・ポイントに神殿を建て、シリカの泥の中で遊ぶワニたちの波動と、生い茂った草地に憩う祖母なるカバの波動を合わせれば、占星学を使って二次元の土の領域の性質が占えることを発見したのである。
「次元」と「土」の領域が接点をもつパワー・スポットがいくつか存在するが、ケムもそのような場所であった。まずガイアが一次元で、二次元は泥の中で振動して土の力にアクセスする爬虫類、そして三次元は、惑星のパターン分析によって四次元の視覚を誘発するエジプトの占星学者である。クリスタル(水晶)のレンズは五次元から九次元までの宇宙の叡智にアクセスしていた。
 ヒビルはアヌンナキのニビル式技術の熟練者だったが、エジプト人はシリウス式技術の熟練者であった。シリウスの知識は決して秘密ではないが、めったに理解されないので、そのための適切なレンズが重要なのである。
 「レンズ?」と当惑している人は、何かの本を最後まで読んだのに、言いたいことが全然わからなかった経験があるかもしれない。その時点では、その本にアクセスするための内なる知恵が自分に備わっていなかった、ということなのである。シリウスの知識は万人に開かれているが、探求者に六次元の視覚がなければ理解できないのである。
 六次元の視覚を持つ者はまれなので、地球で誰かがそのレベルに達したときは、ぜひ祝うべき理由になる。エジプトやギリシャの神殿、ホピ族のダンスなども、同じ理由ですべての訪問者に開かれている。エジプトもギリシャもホピの地も、崇められ、怖れられ、しばしば侵略されてきた。それは嫉妬を招いたからである。