アッカド

アッカド------------------------------------------------------------------------------------------------------

 王権がウヌグ・キ(ウルク)からナンナルの都市ウリム(ウル)に移されると、ナンナルと配偶者ニンガルは民に微笑みかけ、彼らは崇拝された。月に縁のある彼は、1年の中に月を定め、それぞれの月に祝祭を制定し、12人の偉大なアヌンナキに捧げられた。そして、第1の地域には、至る所に聖堂や聖所が建てられ、人々は「神々」に直接祈ることができた。国中に豊かさ繁栄がもたらされると同時に、言い争いや侵害行為もあった。彼と配偶者のニンガルは、非常な情け深さで人々を指揮したので、ナンナルは愛情を込めて“父ナンナ”と呼ばれていた。

 イナンナはその間ずっと、“空の船”で国から国へと飛び回っていた。“上の方の海”ではウツと戯れ、イシュクルの領地では彼をドゥドゥ、“最愛の人”と呼んだ。彼女はメソポタミアのチグリス川とユーフラテス川の2つの川の、上流の平野のアッカドに住む人々が気に入った。彼らの言葉を心地良く感じ、その言葉の話し方を学んだ。彼らは彼女のことを、金星を指す“イシュタル”という名で呼んだ。彼らはウヌグ・キをウルク、ウリムをウル、ニブル・キをニップール、イシュクルをアダド、ナンナルをシン、ウツをシャマシュと呼んだ。そして、キ・エンギの土地はシュメールと呼んだ。