拡張プラウト主義
新社会構築方法。脱貨幣社会があらゆる社会問題を解決する。

世界各地域では1〜3万人程の市民からな る自治体が中心となり、食料、電力、医療、教育、住居、家電など生活品はすべて自治体の市民で作られ、誰もがそれらを無償で享受する。食料は各家庭に提供 される約33m四方の農地で、農薬を使わず自然の力に任せる自然農で自給自足を行う。電力は太陽光発電で昼の電力を生み出し、夜は蓄電池を利用する。医療 は薬用植物や鍼など自然医療や伝統医療が基本となり、食生活も穀物菜食に移行して病気になることが大幅に減る。教育は現在のような学校はなくなり、誰もが 好きなことに自己責任で取り組むことを幼年期から行い、周囲はそれに干渉しない環境を作ることで早期の自立と天職の発見を促す。住居はドーム型と地下住居 の組み合わせとなり、地震、竜巻、洪水などに対してシェルターのような意味合いも持つものとなる。そしてこの住居は木組みで麻壁など自然素材が使用され、 高気密高断熱化された住居で終日冷暖房が行われる。よって自然環境と調和した千年住宅となり、それを誰もが自治体から無償で借り受け、家電も無償提供され る。そして家庭からの排水はすべて農地へ還元され、その為に洗剤も化学物質の使われていないものが使用される。これによって海も川も汚染されることはなく なり、元の澄んだ状態に戻る。
 これら生活に必要な物資はすべて自治体の工場で作られ、地域で採集できる原料内で生産される。生産数は市民の人数分が上限となり、製品は再利用が基本と なるので原料の採集は必要最低限になり、資源の枯渇と自然破壊が無くなる。工場は自治体市民が協同で運営する。よって1人に必要な労働時間は週に数時間だ けとなり、それ以外の時間は自分の好きなことをして過ごす。これにより誰もが天職を見つける時間が生まれ、人々は特技に溢れ、その特技を通じて奉仕活動を 行うようになり、充実感に満たされた日々を過ごすようになる。よって毎日が現在でいう休日や永遠に続く夏休みのようになる。そして学校、会社、自然破壊、 汚染、ゴミ、貨幣、税、無駄などはなくなる。
 こういった自治体で構成される国が州となり、民族の数だけ州が作られ、文化と多様性が尊重され、各州へはパスポートなしで自由に行き来できる。主な交通手段となる自動車と電車は電気が動力源に なり、その交通施設はすべて地下に作られる。この地下交通施設はまず州内で結ばれ、次に各州間を結ぶことによって世界中が結ばれる。これによって地下以外にはアスファルトの道路がなくなるので、地上には自然と調和したデザインの建物と、土の道路のみが存在することになる。
 このようにしてつながった世界は、各州の代表者が集まる世界連邦という1つの組織によって統治され、国境はなくなり、貧困もなくなり、金銭や資源目当て の戦争も起こる理由がなくなる。そして世界各地は奉仕によって成り立つ友好的な世界になる。また世界の行き来が自由になることによって民族の交流が盛んに なり混血も進むので、何百年、何千年後の地球は、すべての民族が混ざり合ったひとつの民族の星になる。

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