エジプトの海底遺跡

エジプトの海底遺跡----------------------------------------------------------------------------------------

 またこの頃、古代エジプトの都市ヘラクレイオンまたはトーニスも、大洪水によってアレクサンドリア近くのアブキール湾沖6.5kmに沈む。紀元前12世紀には古代ギリシャの歴史家によって言及されており、エジプト新王国の末期には王国の中心的な港としてその重要性を増していった。ヘラクレイオンはもともとナイルデルタの島々の上に建てられた町で多くの波止場を有していた。
 ヘラクレイオンにはギリシャ人に「ヘラクレス神殿」として知られていたアメン神の大神殿があった。アメン信仰は年々盛行していった。
 ヘラクレイオンは紀元前6~4世紀に栄えたことが考古学的発見によって明らかになっている。紀元前4世紀には時のファラオ、ネクタネボ1世によって多数の神殿が建立された。

 ヘラクレイオンについては、古代の歴史家ディオドロスとストラボンが言及している他、ナウクラティスの石碑にも登場する。そこにはサイスのネイトの神殿があり、入港税の10分の1が特権として与えられていたと記されている。またプトレマイオス3世を称える「カノープス勅令」にもその名が現れる。