鷲、ペリカン、孔雀

鷲、ペリカン、孔雀-----------------------------------------------------------------------------------------

 異教徒はしばしば、死者から離れた霊を鳥に例えた。天空を舞う鷲(わし:アヌンナキが地球へやってくる際の鷲のマスク)は彼らにとって恰好のシンボルで、墓などに刻まれている。大いなる不死鳥-フェニックス(ニビルのイナンナの象徴)は昇って来る太陽を表わし、二つの頭を持つ不死鳥は、神の究極の局面である、善と悪を表わす。羽のある霊は、死者を離れて天に昇る人の霊魂を表わし、教会でもこれらの鳥が、いたるところに見られる。

 しばしば背中に聖書を乗せている不死鳥も描かれている。これら教会の教えとは、縁もゆかりもない鳥があちらこちらに置かれている。

 ペリカンは、マンレーホールの著書によると、秘密結社などの神秘的教えで、その子らに食物を与える太陽を表わしているそうである。

 インドに於いて孔雀(くじゃく)は太陽神、または神々の生みの親を象徴している。ある時にはサタンの象徴となる。ウエストミンスター大聖堂にも孔雀がいる。

 古代人たちは死者を拝んだ。彼らは生ける神を知らなかった。彼らの神々がかつてこの地上で生き、天に昇って行ったと考えた。ローマのパンテオン(万神殿)は、占星術の神々を拝むために、人々が集まった所であった。これらの神々は、世界で最大の異教古物のコレクションを有するバチカンへと移行した。

 この死者を拝む概念は、聖人崇拝として教会に取り入れられた。エジプトには365もの神々がいた。各々は年内の一日を占めていた。ローマ・カトリックにも、1年365日中、どの日にも異なる聖人が定められている。聖人たちはそれぞれ、ある異教の神々を反映している。教会に入ってみると、いたる所に死者の棺(ひつぎ)が置かれているのが分かる。まさに教会自体が、死者の世界と化している。

 バルゴス大聖堂にあるこの巨大な祭壇は壮大で、高さは4階の建物にも匹敵するが、其処ら中に聖人たちが祀られていて、これは死者の礼拝以外の何ものでもない。法王たちの死体には防腐処理が施されて、三重の棺(ひつぎ)に納められ、聖ペテロ寺院の床下に保管される。人々はそこにやって来て死者を祀り上げ、ロザリオの祈りを捧げ、棺(ひつぎ)に接吻する。比較的小さな教会でも床下に死者を納める場所がある。