アルベルト・アインシュタイン 一般相対性理論

■1916年頃

 アルベルト・アインシュタインが、1905年の特殊相対性理論に続いて、1916年に一般相対性理論を発表した。物理学の理論である。一般相対性理論では、次のことが予測された。

●重力レンズ効果
重力場中では光が曲がって進むこと。アーサー・エディントンは、1919年5月29日の日食で、太陽の近傍(きんぼう)を通る星の光の曲がり方がニュートン力学で予想されるものの2倍であることを観測で確かめ、一般相対性理論が正しいことを示した。

●水星の近日点の移動
ニュートン力学だけでは、水星軌道のずれ(近日点移動の大きさ)の観測値の説明が不完全だったが、一般相対性理論が解決を与え、太陽の質量による時空連続体の歪みに原因があることを示した。

●重力波
時空(重力場)のゆらぎが光速で伝播する現象。間接観測されているが、現状では直接観測は困難とされる。

●膨張宇宙
時空は膨張または収縮し、定常にとどまることがないこと。ビッグバン宇宙を導く。

●ブラックホール
限られた空間に大きな質量が集中すると、光さえ脱出できないブラックホールが形成される。

●重力による赤方偏移
強い重力場から放出される光の波長は元の波長より引き延ばされる現象。

●時間の遅れ
強い重力場中で測る時間の進み(固有時間)が、弱い重力場中で測る時間の進みより遅いこと。