安日彦(あびひこ)王の長子・安貴彦が日高見国(ひたかみのくに)王を継承

■紀元前612年  

 安日彦(あびひこ)と長髄彦(ながすねひこ)の二王の没後、安日彦(あびひこ)王の長子・安貴彦が日高見国(ひたかみのくに)王を継承し、荒吐族(あらばきぞく)を総挙して、故地邪馬台国奪回に向けて進発した。
 一方の日向族は大和で倭朝を築き、出雲を副宮として和をかためていた。そこへ荒吐族(あらばきぞく)が攻め入り、交戦が三年に及んだことから倭帝の空位が長期にわたって続き、倭朝の皇位は63年間空位となった。
 荒吐族(あらばきぞく)の遠征は、歴代の帝が即位中には必ず故地奪回をはかることが義務のように伝えられていた。