キリスト教と異教の結合

キリスト教と異教の結合-----------------------------------------------------------------------------------

 このような働きの代表的人物がジェロームやアウグスティヌス(354年-430年)であった。アウグスティヌスは10年間グノーシス派の一員であった。

 彼は人間の肉体は、神の律法に服従できないと考えた。こうして彼は原罪の教えを発展させることによって、自らのグノーシス派的概念をキリスト教の教えと結合させたのであった。この見解によると、アダムは罪責(ざいせき)と罪の汚れをその子孫に受け継がせ、そのため生まれてくる子は全て罪人であり、故に、神の助けをもってしても、神の律法に服従することは出来ないということになるのである。この教えが発展して、マリヤの無原罪懐妊といった概念が出来上がった。またプロテスタント教会では、イエスが服従できたのは、奇跡的誕生によって、原罪を免れたからであるということになった。