資本主義は人類を奴隷化するための手段

資本主義は人類を奴隷化するための手段---------------------------------------------------------------

 一般市民は、現在のような社会システムを、自分たちが望んで作り上げてきたと信じている。しかしながらその大部分は、闇の権力によって作られ、仕組まれていたものなのである。特に資本主義というものは、彼ら闇の権力が自分たちの野望を実現するために世界に定着させたものであり、それが今や、私たち人類の生活のすべてを支配するまでになっている。
 そもそも株式会社などなくても、世の中は平和で、経済もそれなりに回っていて、人々は幸せに生きることができた。江戸時代までの日本はそうであったし、今でも現代文明が余り入り込んでいない世界の地域では、人々が助け合って平和に暮らしている。自分が食べる分だけではなく、収穫は必ずみんなで分配し、必要以上に物を持たなければ、天の恵みと仲間の協力で十分な量を得ることができる。
 しかし、そこへ資本主義が導入された結果、天から与えられた恵みをみんなで分けるという暮らし方は、誰か一部の人が富を独占する仕組みへと変貌してしまった。資本主義は決して、人々が信じているように公平な仕組みではなく、一握りのお金持ちと多数の奴隷を作っていくシステムになっているのである。なぜなら資本主義は、常に売り上げが前年よりも上回らなければ回っていかない仕組みであり、よって拡大し続けることが運命づけられている。
 地球の資源や市場は有限なものであるのに、無限に拡大し続けることが運命づけられているという点で、そもそもすでに、無理がある仕組みなのである。そして実際にもう地球の資源を掘り尽くし、吸い尽くし、拡大できるマーケットも乏しくなっている。しかしそれでも企業は、前年の売り上げを上回らなければならない。そしてその無理がどこにしわ寄せされるかと言うと、権力とは無縁の、圧倒的多数を占めている従業員なのである。
 株式会社において評価されるのは常に数字であり、地球に対して貢献したとか、社員をよく守ったということはどうでもいいことなのである。前年の売り上げをどれだけ上回ったか、前年の利益をどれだけ上回ったかだけが評価される。こんな非人間的なシステムはない。
 人類は資本主義を手にしたことで豊かになり、便利な生活を手に入れた。しかし逆に、お金がなければ何もできなくなってしまった。つまりこれが、権力者である資本化の戦略であり、手段なのである。一度与えておいて、それを取り上げるのである。お金がなければ生活できないようにしておいて、それをそっくり取り上げる。困っておろおろする人々の目の前にお金をちらつかせて、「これが欲しければ働け」というわけなのである。
 これが資本主義の持つ巧妙なところである。最初に資本主義を開発したイギリスやフランスはそれによって、世界一の金持ちになり、人々の暮らしは豊かになった。同じように、アメリカや日本でも、それまでの暮らしがみるみる豊かになった。しかし今、その結果世界はどうなっているか?
 資本主義を導入した国では国民生活はいったんは底上げされたが、豊かさが地方まで浸透する頃になると、今度は逆に、国民が一生懸命稼いだお金が一部の金持ちに集中していく現象が起きている。一時期、世界で20%の富裕層が、世界の富の80%を独占していると言われていたが、現在ではそれは一層格差は大きくなり、世界の10%の富裕層が、世界の富の90%を独占するようになっており、中でもさらにその上位の1%の富裕層に、富の40%が集中しているのである。
 つまり、ごくわずかの金持ちと貧困層に分裂する「格差社会」が社会問題化しており、日本でもそうであるのは周知の事実である。資本主義は、この世界の価値のすべてをお金に換算する仕組みなので、土地である不動産から企業、財産など、あるいは労働力から健康や教育までもがお金に換算されるようになった。資本主義とは、より資本を持っているものが圧倒的に有利で強い仕組みであることからも、公平な競争ではないのである。
 人々の持っている財産をすべてをお金に換算したうえで、それをすっかり取り上げる、それが資本主義の仕組みなのである。すでに日本でも、わずかなお金を得るために、奴隷のように働かなければならない人々が急増している。