三重冠と三日月

三重冠と三日月----------------------------------------------------------------------------------------------

 他に太陽を表わすシンボルに三重の冠がある。それは天と地と地獄を治める太陽の象徴であった。異教世界の芸術品にそれが反映されている。ここでは頭に三重冠(さんじゅうかん)を被ったメソポタミアの王と、同じく三重冠を被ったインドの神クリシュナが見られ、背教したへブルの宗教ガバラは、彼らの大いなる太陽神「666」が三重冠を被っている姿を描いている。


 教会も法王が地上における神であることを異教徒に示すために、この三重冠・ティアラを取り入れたのであった。今日でもバチカンには、ある特定の儀式に法王が被る為の豪華な三重冠がある。

 真ん中に横たわっている三日月形は、女性の性的パワーを表わしている。そしてこれが天の子宮として拝まれていた。

 この円筒形の紋章には、天空の神(エンキ)として描かれている。

 バチカン博物館にあるビーナス像の頭には、三日月形の角のようなものがある。三日月形の崇拝は牝牛(めうし)の角を拝む風習から来たものであった。雄牛(おうし)の母である牝牛(めうし)は、生命の源と考えられていた。ローマの月の女神の頭上にも三日月がある。ミトラを表わしているこの女神の頭の上にも角がある。

 死の世界の女神であるバビロンのリリス(バビロニア神話-荒野に住んで子供を襲う女性の夜の鬼神)が三日月形の中に立っている。教会でもあの性的シンボルの中に立っている女神を見ることが出来る。それが表しているのは、かつての異教偶像崇拝と全く同じものなのである。それは女性の生殖パワーのシンボルである。