サントリーニ島の海底火山ティーラの噴火


■紀元前1650年

サントリーニ島の海底火山ティーラの噴火-------------------------------------------------------------

 エーゲ海のキクラデス諸島南部に位置するサントリーニ島で、この島の海底火山ティーラの噴火という壊滅的な噴火が起こった。これは地震が数日間続いたあとに起こった。火砕流などが海に達し、津波が発生した。津波の高さは20m近くで、南へ約100kmにあるクレタ島の内陸約8キロまで押し寄せた。クレタ島はリトル・アトランティスの文明を引き継ぐ島でもあった。

 壁画の絵からはこの文明が非常に高度で、陽気な印象で、個性的なものだったことがわかる。また女性の身分が高く、金のイヤリングをしていたり、上着は明らかに高額なサフラン染料で色づけされている。ある壁画の女性の後ろにはギリシャの神グリフォンが描かれているが、これは女性の立場が確立されている証拠でもある。

 本島であるティーラ島は貿易ネットワークの中心的な要だった。それはヨーロッパ、アフリカ、アジアに広がっていた。国際貿易の拠点として限りなくたくさんの言葉が話され、ミノア、ヒッタイト、エジプト、カナンに至るまで相互間、ボートで海をまたがり帆船で漂流していた。市民の住居も現代的で2〜3階建てのものもあり、ベッドも使われていた。

 クレタ島の岩には伝統的な二重斧のマークが刻まれたものがあり、そこに横からポセイドン(エンキ)の三叉矛の突起物が突き刺さっているが、アトランティスの君主はポセイドン(エンキ)であり、ミノア社会でポセイドン(エンキ)は大きな存在だった。ティーラ火山の大噴火から150年後、ミノア文明はすべて消え去った。