現代の楽器のルーツはシュメール

現代の楽器のルーツはシュメール------------------------------------------------------------------------

 アルメニア起源とされている楽器のドゥドゥクはシュメール文明の物であり、現在、トルコ、グルジア、ウクライナ、ブルガリア、ロシアにも分布している。一般にアルメニア圏ではドゥドゥク、アゼルバイジャン圏ではバラバンと呼称され、バラバンはトルコの分楽隊でも使われている。これはダブルリードの木管楽器で、ドゥドゥクは日本の篳篥(ひちりき)や中国の管子(グアンズ)の先祖にあたる管楽器でもあり、使用されている素材を比較すると篳篥(ひちりき)は竹管、ドゥドゥクは木管であり、ドゥドゥクのリードは篳篥(ひちりき)の約2倍の大きさになっている。篳篥(ひちりき)が甲(かん)高く鋭い音であるのに対して、ドゥドゥクの音色は非常にまろやかでオーボエにも若干近い音色となっている。
 シュメールから東洋に流れたのが中国の管子(グアンズ)となり、そして中国の唐の時代から日本(400年頃)へ伝わり篳篥(ひちりき)となった。篳篥(ひちりき)は8cmくらいの竹の筒で、中が漆で塗られている。またシュメールから西洋に流れ、後に変化した楽器が、オーボエ(1600年代)、ファゴット(1500年代〜1800年代)となった。現在のイランを中心に成立していた古代ペルシアでは、ズルナという楽器になった。