客家の末裔

■紀元前546年頃

 メソポタミアから移住してきたユダヤ人の10支族は、この頃、華夏族(かかぞく)として中原(ちゅうげん)と呼ばれる中華文化の発祥地である黄河中下流域の平原にも移住していた。そして紀元前206年の漢王朝の時代から漢民族という名で今日まで至っている。その漢民族を構成する一支流に客家(ハッカ)があるが、それが古代ユダヤ人の末裔である。原則漢民族であり、客家語を話し、そのルーツを辿ると古代中国(周から春秋戦国時代)の中原や中国東北部の王族の末裔であることが多い。

 現在の主な居住地域は、中国広東省・福建省・江西省など山間部であり、梅州、恵州、汀州、贛州は客家四州と呼ばれる。在外華僑・華人としてタイ、マレーシア、シンガポールなどの東南アジア諸国に暮らす者も多く、華人の3分の1は客家人である。

 この時代からの客家の末裔は、現代において様々な地位に立っている。

1912年の中華民国初代臨時大総統である孫文(そんぶん)
1959年のシンガポール初代首相であるリー・クァンユー(李光耀)
1981年の元中華人民共和国中央軍事委員会主席で最高指導者である鄧小平(とう しょうへい)
1988年の中華民国(台湾)の第8-9代総統である李登輝(り とうき)
2010年のフィリピン共和国第15代大統領であるベニグノ・アキノ3世
2011年のタイ王国第36代首相インラック・シナワトラ