イナンナの冒涜行為

イナンナの冒涜行為----------------------------------------------------------------------------------------

 しばらくの間、イナンナは平穏だった。サルゴン1世(シャルル・キン)の2人の息子は平和を望む後継者だった。そして、彼の孫ナラム・シンが王座に就いた頃、エンリルとニヌルタは第1の地域を留守にして、海の向こうの土地へ行った。

 ラー(マルドゥク)は第2の地域を離れ、マルドゥクとして他の土地を旅していた。イナンナは全権力を手に入れることを思い描き、ナラム・シンに全土を奪い取るよう命じた。マルドゥクの領地マガン(エジプト)とメルーハ(古代王国ナビア)に侵攻するよう、指示した。イナンナはエンリルとニヌルタがいない間に、全土を我が物にしたかったのである。

 ナラム・シンは第4の地域のシナイ半島を地球人の軍隊が通過するという冒涜行為を働き、マガン(エジプト)に侵攻して、封印されたエクルに侵入しようと試みた。第1の地域シュメールとアッカドから陸路でエジプトに侵攻するには、どうしても第4の地域、シナイ半島を通過せざるを得なかった。
 このような神聖を汚す冒涜行為と違反行為にエンリルは激怒し、ナラム・シンとアガデに呪いを掛けた。ナラム・シンはサソリに咬まれて死に、エンリルの命でアガデは全滅させられた。地球年にして、1500年のことだった。

 なお、サルゴン王年代記では、サルゴン王がマルドゥクの支配する聖地を冒涜し、民心はサルゴンから離れ、サルゴンは苦悩の中で生涯を終えたことになっている。これなども、マルドゥクによる真実の改竄である。
“サルゴンが犯した神聖冒涜行為に偉大なる神マルドゥクは激怒し、サルゴンの民を餓死で滅ぼした。マルドゥクはサルゴンに罰を与え、民心はサルゴンから離れた”