ローマの将軍コンスタンティン

■312年

 312年にローマの将軍コンスタンティンは、この異教化されたキリスト教に改宗したと宣言した。戦場への途上、彼は天に十字架を見たと主張した。この十字架に従い彼は戦闘に勝ち、イエス・キリストの為に勝利したと主張したのであった。コンスタンティンが権力を手中に収めると、彼はアポロ神を崇拝していたのにも係わらず、自分はクリスチャンであると宣言した。その後に造られた貨幣にも彼の周囲には太陽神の象徴が描かれている。バチカンにある下記の絵にはコンスタンティンが当時のローマ司教に帝国の政治権力を表わしている法令書を手渡している様子が描かれている。

 この出来事と関連しているかどうかは別にして、この頃からローマの司教が、全キリスト教会を支配するようになった。ローマ・カトリック教会がローマの国に政治権力も持つようになった。 その頃実際に何が起こったのか。それは貴族の目に、キリスト教を極めて権力的なものに見せつけるため、祭司たちは異教のカルトで用いられた衣服や飾りを身に着けるようになった。そういうわけで、キリスト教徒は第一に、キリスト教のものではない祭司制度を取り入れ、これらの祭司らの衣服を取り入れた。今日人々が見かける司祭たちの衣服は、まぎれもなく異教の祭司服なのである。