マヤの計数システムとツォルキン、長期暦

マヤの計数システムとツォルキン、長期暦-------------------------------------------------------------

 マヤの計数システムは20進法であり、太陽神ウツの象徴数字20を使ってニンギシュジッダが始めた。一部例外はあるものの、マヤのシステムでは下から上に向かって20倍に増えていき、読む時は上から下に読む。数字の表記法としては3タイプあり、点と棒による方法(点が1で棒が5)、それより頻度の低い頭字体、更に頻度の低い全身体がある。


 太陽神の象徴“20”と救世主の象徴“13”を掛け合わせた日数260日を、マヤでは儀式と預言を司る最も重要な暦の単位としてツォルキンと言う。日には次に示すように、1つずつ名前が付けられている。1イミシュ→2イク→3アクバル…というように進んでいく。

 マヤ暦には様々な周期が存在する。

・7日:大地の神の周期。神の数字7。
・9日:夜の王。3×3の三神三界。
・13日:天界の神の周期。救世主は天界にいるということ。
・20日:ウィナル。太陽神ウツ。
・260日:ツォルキン。13×20=救世主×太陽神。
・360日:トゥン。2×9×20。
・364日:計算年。
・365日:ハーブ。
・18980日(52年):カレンダー・ラウンド。52×365、73×260。
・7200日:カトゥン。20×360。
・144000日:バクトゥン。20×7200、20×20×360。選ばれし14万4千人。
・5125年:13×144000=救世主×選ばれし14万4千人。
・25626年:5×5125=知恵×救世主×選ばれし14万4千人。地球の歳差運動。

 太陽年の1年である365日が定義されているのに、364日も存在するのはおかしいように思われる。しかし、“364”という数字は実は興味深い。それは、チチェン・イツァーにあるククルカンのピラミッドである。このピラミッドは四方に91段ずつ階段があるジグラットであり、合計364段で計算年の日数と一致する。そして、頂上のプラットフォームを加えて365となり、1ハーブ=1太陽年となる。また、91=7×13=神の数字×救世主の数字(どちらも素数)であり、更に、1~13までの和でもある。
 トランプも、1~13の数字の組が4組ということは、和91が4組と見なせ、それにジョーカーの1枚を加えて、カッバーラ的にこのピラミッドと同じ構造と見なせる。このように、トランプはカッバーラ的要素=魔術的要素を有するので、占いなどに使われるのである。つまり、そのカッバーラの創始者は、ニンギシュジッダと言える。


 さて、中でも特に長期暦と呼ばれているものがあり、それは次の周期である。
・20キン=1ウィナル。(20日)
・18ウィナル=1トゥン。(360日)
・20トゥン=1カトゥン。(7200日)
・20カトゥン=1バクトゥン。(144000日)
・13バクトゥン=1時代。(187万2千日=5125年)
・13バクトゥン5巡で26000年。
 太陽神の象徴“20”と救世主の象徴“13”が係数となっている。

 マヤ暦の基本構造は、5125年の長期暦と260日暦のツォルキンを合わせたものである。それを図に示す。升目(ますめ)1つが1カトゥン(7200日)、縦の1列で1バクトゥン(14万4000日)になる。左端のマヤ文字と升目(ますめ)の数字(点が1で棒が5)で260日暦が表示される。中央の13と1を中心として任意に上下左右対称の長方形を描くと、その四隅の升目の和は常に28となる。四隅のどこかに1(最小数)、13(最大数)、7(1と13の平均)を含むグループの升目(ますめ)に網を掛けると、二重螺旋のようになる。これはまさにDNAの二重螺旋であり、DNAはニンギシュジッダが操作した。つまり、このような仕掛けにより、誰が壮大な暦を作製したのか暗示しているのである。


 13バクトゥンの始点をグレゴリオ暦で換算すると、BC3114年になるという。シュメールでは、地球年はBC3760年から始まったことになっているので、ほぼそれと同時期であり、矛盾しない。
 また、長期暦の終了日は2012年12月21日である。この日(正確には1998年を中心として1980~2016年の36年間)は、天の川に帯状に伸びる暗い部分(マヤ語でシバルバー・ベ、「地下世界への暗い道」の意)と太陽が直列する。
 また、ワニもしくはジャガー(ヒキガエル)の口の中で、太陽が再生すると信じられており、次代の創世の日でもある。マヤ暦では、現在は4アハウのカトゥンであるが、「チラム・バラムの書」によると、この時代にククルカンという神が帰還するという。また、知識を記憶し、それを年代記の中に要約するカトゥンとされている。
 太陽の再生、ククルカンの帰還というのは、まさに救世主の降臨である。そして、これまでの知識を記憶して年代記の中に要約し、新たなる時代への道標とするカトゥンなのである。“年代記”というのも、シュメールに基づいている。ここでは、ニンギシュジッダがククルカンとされている。つまり、ニンギシュジッダ=ククルカン=ケツァルコアトルである。前述のチチェン・イツァーにあるククルカンのピラミッドのカッバーラは、まさしくニンギシュジッダのカッバーラに他ならない。ただし、実際にニンギシュジッダが帰還するのか、イエスが降臨するのか、それは「神」のみぞ知る。