松ぼっくりのシンボル

松ぼっくりのシンボル-------------------------------------------------------------------------------------

 この生まれ変わりを表わすものとして、他には松ぼっくりのシンボルがある。この松ぼっくりはメソポタミアの中のレリーフで、魔神たちが手に持っている。

 エジプトではオシリスを象徴している。ここではオシリスが、先が松ぼっくりの形をした杖を持っている。カイロ博物館では、ツタンカーメンが自らの支配力のシンボルとして、松ぼっくりの枝を持っている。


 ヒンズーの神も手に松ぼっくりを持ち、ケツァルコアトルも一方に常緑樹を、もう一方に松ぼっくりを持っている。このギリシャの多産の女神も同様である。

 松ぼっくりは、ローマ人によって取り入れられ、このミトラ教の祭壇には、正三角形の真ん中に松ぼっくりが、また墓にも同様のものが見られる。

 バッカスは男性生殖器のシンボルである松ぼっくりの枝を手にも持っており、これらのレリーフでも、ディオニソスが松ぼっくりの杖を持っている様子が描かれている。

 パンテオンからは巨大な松ぼっくりを手に持っている巨大なディオニソスの像が見つかり、ローマに置かれている。

 初期のキリスト教史に於いて、生命の象徴として、松ぼっくりが取り入れられ、今では教会のいたる所にそれが見られる。

 この古代の性的シンボルは、教会の芸術品にだけでなく、最も大きなものは、バチカンの宮殿にある。それは世界一大きなもので、二階建ての高さになる。古代異教の神格のように、法王も松ぼっくりの杖を持っており、世界中どこへ行くにもその杖を持ち歩く。