ジョン・W・ギッティンジャーとモナーク・プログラミング

ジョン・W・ギッティンジャーとモナーク・プログラミング--------------------------------------

 イルミナティがモナーク・プログラミング用に人格査定の専門家を探していた頃、ジョン・W・ギッティンジャーはそこで選ばれた数少ない人物の中の一人であった。彼はCIAが雇っていた唯一の人格に関する研究者ではなかったが、子供へのプログラミングに関しては最も高い技術を持っていた。第二次世界大戦終了後から、CIAに勤め始めた1950年代までに、彼はいかにして人格の評価を行うかを研究しており、オクラホマ州立病院では、多数の成人患者を研究対象としていた。ギッティンジャーがCIAで人格査定を行うようになってから、彼の研究のかなりの部分が機密扱いとなった。ローリング・ストーン誌が1974年7月に行なったインタビューで、何故、彼の長年の研究結果が秘密扱いされなねばならないのかを、ギッティンジャー本人に質問している。実際、そのあまりの秘密さゆえ、ギッティンジャーが人格査定に関し研究活動を行っていたこと自体は公であったにもかかわらず、彼自身ですらもジャーナリストには話せない内容となっていた。表向き無害な研究が秘密扱いされている理由は、それらがモナーク・プログラミングを成功させる上で、重要な位置を占めていたからである。
 ジョン・ギッティンジャーは、PAS(Personality Assessment System)と呼ばれるシステムを設計している。これは、人間の現在の行動を評価し、将来の行動を予測することが可能な非常に優れたシステムである。PASシステムのほとんどの部分は、未だ機密扱いを受けている。このPASは、異なるタイプの人々を識別する能力に基づいたものである。

 人間の心理には三つの次元(differentiations/dimensions)が存在する。それらは、それぞれE-I次元(dimension)、R-F次元、そしてA-U次元と呼ばれている。人々は生まれつき、これら三つの領域に独自の位置を持ち生まれてくる。別の言い方をすれば、乳児の人格はこれら3軸のグラフで表現することが可能である。それぞれ、I(Internalizer)、F(Flexible)、そして、A(Role Adaptive)である。もし、乳児の心理をこのように(即ち、I-F-Aグラフを用いて)表現するのであれば、プログラマ側では、ほぼ自動的にその子供が将来どういった性格の持ち主になるのかを判別できる。対象の子供のプログラム・チャートは、その後、例えば「環境保護活動家」、「ペンテコステ派改革派信者」、「消費者保護運動家」、そして「反麻薬運動家」など、適切な職業を記したラベルを付けられる。こうした子供へのプログラミングは、6ヶ月以内に奴隷から、その職業における第一人者へと発展させる目標の下に行われるのである。

 子供達の個性の構成要素には、3つの可能性が存在する。子供は、それらの要素を表出させたり、抑制・抑圧したりすることが自在にできる。人生経験を経る間、その子供には、そうした個性や行動を変更(抑圧または表出)可能な二度の時期が存在する。PASでは、このうち最初の時期を「コンペンセーション(補償/Compensation)」と言い、後の時期を「モディフィケーション(Modification)」と呼んでいる。個性的な特徴が他の状態から変化するのに必要な拷問の量やその変化に必要な圧力が、元々の個性へ加えられる変化の割合を決定付ける。人生のある時期における対象の活働レベルも計測され、それぞれの値の強弱も評価される。現実のPASは、上に示されえた例よりも遥かに複雑であるが、その働きを単純化した概念的な説明には役に立つだろう。ある個性全般の本質的な変化は、例えば「12(E-uc Fcu + A+u+u)H+」などの短い表記法で表現することが可能である。「E-uc」の部分は、さらに「i」と簡略化することができる。

 個性におけるこれら3つの次元からは、8つの基本型が規定される。しかしPASでは、この8つの基本型に対し6つの基本位置が存在し、そこから計216通りの独立した基本型が生ずる。次に、対象となる人物は、生まれつき持つ原始的性格(primitive personality)において、当初から5通りの変化が可能である。従い、これらから(30)?または27,000通りの異なる型が生じることになる。第二の変化は4種類のモディフィケーション型へ行われるもので、これで更に1,728,000個の型が得られる。プログラマはこれに加え、対象の活働レベルや(知能を基本とした)規定レベル、年齢、性別、教育レベル、人生経験などの要因を加味する。言い替えるならば、最初は単純に見えるこれらも、(組み合わせることで、結果的に)高度な見積もりが可能となるのである。
 PASに最も精通した人物は発明者のギッティンジャー自身であり、PASに裏打ちされた彼の洞察力は、対象の現在の心理状態と将来のそれがどのように働くかについて、彼に超人的な着想を与えたのであった。そして彼は、その技術を子供達へのプログラミングという残虐な形で表現したのである。