アカシックレコードについて

 霊的なリーディングでは、普通の人の目では視えない情報を受けとることが出来るが、 例えばその人の肉体的な状態や症状、精神や、感情的な問題、過去に経験したトラウマ的な出来事を読み取ることが出来る。 さらに、まだ起きていない未来のイベントや、その人の過去生に関する情報、家族や先祖に関することなども可能である。読み手の能力によって、宇宙文明や意 識体の情報など様々な事柄にアクセスすることが出来る。
 多くの場合、こういった情報はオーラの中から得ている。こういった様々な記録は、アカシックレコードに記録されている。アカシックレコードと呼ばれる宇 宙図書館は魂の閲覧所で、個人情報が収納されているところである。ここではモニターパネルに手をかざすまでもなく、自分の名前を言うだけで、すぐさま目的 の本があらわれる。名前だけでだめな場合は、生年月日も付け加える。個人の本のページをめくると、過去から未来にわたる膨大な転生の個人情報が細部にいた るまでこと細かく記されている。
 個人の本は新聞紙くらいの大きさで、人によってページ数はさまざまである。通常、一ページに一つの生涯が記されているが、手をかざすと必要なページが開 かれる。その中には写真もあるので、どのような風貌であったかも見ることができる。また他人の個人情報に関しては、本人の了解がなければアクセスしてはい けないことになっている。また個人的な本を閲覧するときは、自分の感情を制御して、心を「ゼロポイント」に置く必要がある。つまり心をゼロ(無)の状態に 保たなければデータは正確に読めないので、波立つ感情をゼロにできないうちは、他人の本を読んではいけないとガイドは繰り返し忠告している。
 つまり、個人の本は生き物のように変化し続けているので、読み手の感情までが書き込まれてしまうのである。特に注意すべきは、未来を読むときにネガティ ブな感情を少しでも抱くなら、未来をネガティブに変えてしまうことにもなる。また、現在の人生に影響を与えている過去世の情報を引き出すこともできる。
 例えば現在ある人物が、なぜ数字や幾何学模様に興味を持っているかという理由を、過去の記録から探すことも可能である。「数字」や「幾何学模様」と言う項目で検索すると、中世の錬金術師の記憶や、ルネッサンス時代の石工職人の人生が明るみに出る。
 転生の本を読むということは、これらの記憶を用いて、今という瞬間に何をするべきかという真価が問われることなのである。過去世を思い出したならば、い かに現在という時を力強く生きるかが大切なのである。過去の栄光にすがったり、いつまでも被害者意識に留まって感傷に浸るのではなく、これまでの記憶を自 らのうちに1本に束ね、今という瞬間をより良く生きることが、宇宙図書館にアクセスする本来の目的なのである。
 それだけでなく、過去が変わることもある。もちろん過去の物理的な出来事が変更されることはめったにないが、その時の出来事に対して自分が持った感情部 分というものは、後からでも修正することが可能なのである。それは記憶が好きなように再構築されるというよりは、過去に越えられなかった自分の感情パター ンを、現在においてクリアすると、過去にあった同じパターンのものが、いっせいに裏返るのである。つまり現在を変えれば、過去も変わるのである。つまりい うなれば、過去も未来も、すべてが同時進行しているのである。
 そして転生の記録の本を読む限り、大切なのは一つひとつの出来事ではなく、その現象に対して自らに生じた「感情」が重要なのである。個人の過去世の本に記録されているものとは、つまり、自分の感情の記録なのである。

 また、それぞれの惑星はそれが創造されて以来、惑星の周りに光速の7倍で回転するある霊的なバイブレーションの繭(まゆ)”サイコスフィア”が取り囲ん でいる。この繭のような層は、その惑星上で起きたすべての出来事を完全に吸収して刻印するように働いている。しかし現在の地球人類には、その層へアクセス して中身を読む能力はない。それを”読む”ためには、問題は波動よりもむしろ繭の振動に合わせられるかどうかにある。しかし人間もまた、宇宙においては不 可欠な部分をなす存在としてアストラル体を持っており、もし適切な訓練が行なわれれば、それを通して、自らが求める知識をこのサイコスフィアの層から引き 出すことができる。




Hiloyuki Kubota/久保田 啓敬